席次表作成の基本知識

2015/10/02

席次表作成の基本知識
◆席次を決める前に

席次を決める前に、出席者を確定しなければなりません。しかし、締切期日に出欠はがきがすべて揃ってないこともあります。その場合3,4日待ちましょう。締切期日に投函してくださっている場合もあるからです。それでもまだ戻ってこない場合は、欠席と決めつけないで必ずゲストに確認をとることが必要です。




◆制作スケジュール

挙式1.5か月~1か月前・・・ゲストの出欠が確定、席次の決定、席次表の注文
挙式1か月~3週間前・・・制作開始、校正
挙式2週間前・・・印刷




◆席順の決め方

高砂(新郎新婦席)に向かって左側に新郎、右側に新婦が座ります。一般的に左側には新郎の関係者、新婦に近い右側には新婦の関係者となります。以降、高砂に近い席(上座)から勤め先の上司、勤め先の先輩や知人、勤め先の同僚、学生時代の先輩や友人・親族(最も下座は両親)という順番となります。 テーブル位置により椅子の上座が異なります。高砂を見やすい位置ほど上座となります。 ※テーブル位置などは必ず事前に式場様にご確認ください。

席順


◆肩書きの決め方

ゲストのお名前はもちろんのこと、肩書きにも注意が必要です。
肩書きの付け方には地域や式場様によって異なりますので、まずは式場様にご相談してみる方は良いでしょう。

●家族・親族 両親の兄・姉は「伯父や伯母(配偶者は伯母・伯父)」
両親の弟・妹は「叔父や叔母(配偶者は叔母・叔父)」
新郎新婦より年長のいとこは「従兄や従姉(配偶者は従姉・従兄)」
新郎新婦より年少のいとこは「従弟や従妹(配偶者は従妹・従弟)」
いとこの子供は「お子様(従甥・従姪も可)」

●会社関係 会社関係の場合、企業名、部署、役職を表記します。
役職を持たない場合は、企業名と部署のみでよいでしょう。
先輩や同僚の場合、企業名、部署を記載するか、「先輩」「同僚」を使います。
上司が現在他者に勤務している場合は、現社名・元職名いずれでもかまいません。
上司が退職し、現在無職の場合は、元上司または元職名を表記します。
本人の部下が出席した場合は、会社名のみを表記します。


●その他 友人や先輩は次のような肩書が使われます。
「新郎友人」「新郎同期」「新婦大学先輩」など

◆家族の敬称について

父(母)の兄は伯父、姉は伯母と表記します。
父(母)の弟は叔父、姉は叔母と表記します。
祖父(祖母)の兄は大伯父、姉は大伯母と表記します。
祖父(祖母)の弟は大叔父、姉は大伯母と表記します。
父母のおじ・おばは親戚と表記します。
父方の祖父母は同居しているならば「様」はつけません。別居しているならばつけてもかまいません。
母方の祖父母は、同居・別居にかかわらず「様」をつけます。
すでに嫁いだ姉妹や、養子縁組などで苗字が異なる兄弟姉妹の場合、「様」をつけますが、同居している兄弟の嫁や姉妹の婿には「様」をつけない場合があります。
家族や親族の子供の敬称は「ちゃん」「くん」となります。
おじ・おばの孫の肩書きは、同お孫様となります。
いとこで本人より年上の場合は従兄・従姉となります。
いとこで本人より年下の場合は従弟・従妹となります。
いとこの夫の肩書は従兄・従弟となります。
晩酌人が親戚の場合、特に肩書きは書かず、「ご晩酌人」と表記します。
地域や式場様によって異なりますので、まずは式場様にご相談してみる方は良いでしょう。




◆その他の肩書きについて

近所に住んでいて親戚でない方は、父母友人または知人と表記します。 夫妻で出席いただく方の夫人の肩書きは○○様令夫人と表記します。 新郎新婦の恩師が現役の場合は現職名を、退職・退官されている場合は新郎(新婦)恩師と表記します。 来賓のお子様が出席される場合は、年齢にかかわらず、男の子の場合は令息、女の子の場合は令嬢と表記します。